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自律神経失調症での休職

2016年 11月 7日

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自律神経失調症も症状が軽いうちはまだいいのですが、段々重症化していくと、仕事や普段の生活にも支障が出てくることがあります。

そうなったら仕事はどうすればいいのでしょうか。休職することが出来るのか、それとも退職しなくてはいけないのでしょうか。

 

 

【自律神経失調症が重症化させないために】

自律神経失調症はその症状の出方も感じ方も個人差があり、明確な診断基準が無いために判断も難しい病気です。

しかし重症化するとうつに移行することが多く、そうなる前に治していくことが大切です。ですから、たかが自律神経失調症だなんて思わずに、早期に治療を開始しましょう。

 

 

【自律神経失調症と診断されたら】

体調不良の原因が自律神経失調症だとわかったらまずは治療を開始することが大事ですが、治療には時間もお金もかかります。

どのくらいで治るのかは個人差が大きく、少し仕事を休んでリフレッシュできる人もいれば、数ヶ月かかる人もいます。また、「治す」のはあきらめて、気長につき合っている人もいます。

ただ、仕事に支障が出るほどの症状があるのなら、1度休職してしっかり治してから復帰した方がいいでしょう。

当院の患者さんでも、休職しながら施術を受ける方が、回復が早い傾向にあります。もし、可能であれば休職も視野に入れてはいかがでしょううか?

 

 

<自律神経失調症での休職>

すぐに辞められる状況であれば1度仕事を辞めて休養するのが一番かも知れませんが、なかなかそうもいきませんね。

そんな時は自律神経失調症で診断書を書いてもらえますので、勇気を持って1度仕事を休みましょう。診断書はだいたい3千円~5千円程度で出してもらえます。

長期の療養期間をとることはなかなか言い出しづらいかもしれません。でも、このまま放置しても自律神経失調症は治りませんから、この先の長い人生を考えたときに、無理をするのは決して自分のためになりません。

仕事も大事ですし、周りの人にも気を使うと思いますが、ゆっくり休んで治療に専念しましょう。仕事の忙しさや不規則な生活が原因で自律神経失調症になってしまった人は、いったん仕事から離れることで症状が改善されることが多いようです。

 

 

<傷病手当金の請求>

診断書を出してもらって仕事を休む場合は、健康保険から傷病手当金が支給されます。最長で1年6ヶ月、お給料のおよそ3分の2が支給されますから、治療費や生活費の足しに出来るでしょう。

ただし、傷病手当金は黙っていても支給はされません。まずは会社の上司と相談し長期療養することを伝えます。

そして傷病手当金の申請に必要な書類を取り寄せ、医師の証明、会社の証明をもらって健康保険組合に提出することで支給されるので、手続きを忘れずにして下さいね。



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