はじめに:その「原因不明のめまい」、一人で抱え込んでいませんか?
こんにちは。大阪・京橋で自律神経専門整体「ひかり整体院」を運営している大崎です。私はこれまで10年以上・延べ2万人以上の方の施術に携わってきました。
「フワフワする」「クラッとする」「まっすぐ歩けない気がする」――こうしためまい・ふらつきのご相談は少なくありません。耳鼻科や脳神経外科で検査をして「異常なし」と言われても、日常の不安や生活の支障は残ったまま。外出が怖くなり、仕事や家事に集中できず、電車やレジの行列でドキドキしてしまう…そんなお声をたくさん聴いてきました。
本記事では、京橋エリアでめまいに悩む方に向けて、「なぜ起こるのか」「整体で何ができるのか」「自分でできる対策」を、専門用語をなるべく使わずにわかりやすくお伝えします。私自身の臨床経験から得た視点でまとめました。
めまいのタイプを知る:回転性・動揺性・立ちくらみ様
まずは、めまいの感じ方を大きく3つに分けます。これを知るだけでも、対策のヒントが見つかります。
①回転性(グルグル回る):内耳(三半規管)や前庭系の影響を受けやすいタイプ。頭を動かすと悪化しやすい。
②動揺性(フワフワ・地面が揺れる):首こり・姿勢不良・視覚と体性感覚のズレ、そして自律神経の不安定さが絡むことが多い。
③立ちくらみ様(クラッとする・暗転):血圧調整や循環、自律神経の切り替え不良で起こりやすい。
「耳でも脳でも異常なし」なのに続くめまいは、②③の自律神経コンディションと密接に関係しているケースが目立ちます。特に長時間のデスクワーク、猫背、ストレートネック、浅い呼吸、睡眠不足、精神的ストレスが重なると、症状が慢性化しやすくなります。
自律神経と姿勢・首の深い関係
自律神経は、交感神経(活動)と副交感神経(休息)のバランスで体を24時間コントロールします。首(頸部)・胸郭(肋骨・横隔膜)・骨盤は、そのバランスを保つ「かなめ」。
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首こり・後頭下筋群の過緊張:首は血流・神経の通り道。硬さやゆがみがあると、頭部の循環や前庭系への情報伝達にノイズが乗り、フワフワ感が出やすい。
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胸郭の硬さ・浅い呼吸:過緊張や不安で呼吸が浅くなると、酸素・二酸化炭素バランスが崩れ、ふらつき・動悸・手のしびれ感が起こることも。
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視覚×首×足裏感覚のズレ:人は「目」「首」「足裏」の3つの情報でバランスを取ります。PC・スマホ過多で目が優位になり、首や足裏情報とズレると、脳は「揺れている」と誤認しやすくなります。
こうした要因が積み重なると、自律神経の切り替えが上手くいかない=めまいが続く土台ができます。施術ではこの土台から整えていきます。
当院の評価と施術の流れ(初回〜3回目の目安)
①カウンセリング(安心して話せる時間)
最初に、発症時期・頻度・誘因(乗り物・人混み・天気など)・生活パターン・既往歴を丁寧にお聴きします。「どこで怖くなるか」を言語化するだけで、交感神経が少し緩む方も多いです。
②姿勢・可動評価(首・胸郭・骨盤)
首の回旋・後頭下筋群の硬さ、第一肋骨周囲、胸椎の伸展性、横隔膜の動き、骨盤の傾き、足圧の左右差を確認。視線テスト(眼球運動)や足裏の接地感もチェックします。
③やさしい施術(痛みの少ない手技)
強刺激は交感神経を上げやすいため、当院はソフトな調整が中心。首・後頭部周囲、鎖骨下〜第一肋骨、胸椎、横隔膜、骨盤底の順で中枢から末梢へ静かに整え、「呼吸の深さ」と「首の軽さ」を先に作ります。必要に応じて顎関節・耳周囲の筋にも軽いアプローチ。
④立位での再評価&簡易セルフケア指導
施術後に立ってもらい、視線安定・足裏の接地・呼吸を再確認。最小限のセルフケア(後述)を1〜2つだけお渡しします。
通院の目安:初期は週1回×3〜4回で「悪循環の鎮静化」を狙い、その後は隔週→月1へ。あくまで目安で、状態により前後します。
症例紹介(匿名):電車が怖くなくなった40代の方
40代女性。数年来のフワフワ感と朝の動悸。耳・脳の検査は異常なし。朝の通勤電車とスーパーのレジ待ちで悪化。首こり強く、浅い呼吸、胸椎が硬い。
初回:首・第一肋骨・横隔膜の順に調整。起き上がりで「視界が明るい、呼吸が入る」。
2回目(1週間後):フワフワは半減。通勤で一駅分は問題なし。
4回目:レジの列も平気に。仕事帰りの疲労感が軽い。
もちろん個人差はありますが、「首が軽くなる→呼吸が深くなる→不安が下がる→めまいが出にくい」という流れができると、えらばない日常が戻ってきます。
今日からできる、めまい対策セルフケア(整体の効果を長持ち)
1)吐く息を長くする「1:2呼吸」
4秒吸って8秒吐く。1日3セット、場所はどこでもOK。副交感神経が働きやすくなります。
2)第一肋骨ゆらし(左右各30秒)
鎖骨のすぐ下をやさしく円を描くように触れる。肩の力が抜け、胸郭が広がり呼吸が深く。
3)足裏3点接地
親指球・小指球・かかとの3点で床を感じる。立つ・歩くたびに数秒。下からの安定感が上半身の緊張をほどく。
4)30分に1回の「姿勢リセット」
座りっぱなしを避け、立って伸び+深呼吸を30秒。首と胸郭が固まる前にリセット。
5)朝の光&就寝前ルーティン
起床後はカーテンを開け、夜はスマホを寝る30分前にオフ。体内時計が整い、めまいの背景にある自律神経の乱れが落ち着きやすくなります。
※体調に合わせ、無理は禁物。強いめまい・吐き気が続く日は休養を優先してください。
受診の目安(危険サイン)
整体の前に医療機関の受診が必要なケースがあります。
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ろれつが回らない・手足のしびれ/麻痺・激しい頭痛
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ろうそくの火が二重に見える・視野欠損
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突然の難聴・耳鳴りの悪化を伴う強い回転性めまい
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発熱・強い吐き気・脱水
これらは至急の医療相談をおすすめします。検査で重大な疾患が否定できている方には、整体の「整える力」が役立つ場面が多くあります。
よくある質問(京橋・自律神経整体)
Q1:何回くらいで良くなりますか?
A:個人差があります。初期は週1回×3〜4回で様子を見て、鎮静化が見られたら間隔を空けます。初回で「呼吸が深くなる」「視線が安定する」変化を感じる方もいます。
Q2:強く押されるのが苦手です。
A:ご安心ください。当院はソフトな施術が中心。強刺激は交感神経を上げやすく、めまいの方には不向きと考えています。
Q3:再発が怖いのですが?
A:再発予防は首・胸郭・足裏の3点セットが鍵。施術+簡単セルフケアで安定をはかり、仕事や家事の中でこまめに「姿勢リセット」を取り入れましょう。
Q4:薬と併用できますか?
A:可能です。医師の指示を最優先し、整体はからだの土台づくりとして併用していきます。
Q5:雨の日や生理前に悪化します。
A:気圧変動やホルモン変化は自律神経に影響します。予兆を感じたら呼吸を先に整える・首を温める・予定を詰めすぎないなど「守りの一手」を。施術の計画もそのリズムに合わせて調整します。
まとめ:めまいは「からだが出すサイン」。土台から整えましょう
「異常なし」と言われても続くめまい・ふらつきは、首・姿勢・呼吸といったからだの土台と、自律神経の切り替えが上手くいっていないサインであることが多いです。
当院では、安心して話せる時間→やさしい調整→呼吸と視線の安定→日常で続けられる最小限のセルフケアという流れで、無理なく「揺れない日常」取り戻すお手伝いをしています。
京橋でめまいにお困りの方は、一人で抱え込まず、どうぞ気軽にご相談ください。あなたのペースで、一緒に整えていきましょう。
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